古稀を迎えたわが父への贈り物

ふかざわはん

2009年12月26日 23:24

私事だが、本日、私の実父が古稀を迎えた。
古稀とは、ご存知の通り数え年70歳のことである。

その昔、70歳という長寿は、古来、稀であることからこの名がついたそうであるが、
高齢化が進んだ現在においては数え70歳、満69歳はまだまだ現役バリバリの方も多いだろう。

さて、人は70歳ともなると、何を考えるのだろうか。

『論語』の一節
30にして立ち
40にして惑わず
50にして天命を知る
くらいまではすらすらといえるものの、そのあとはなかなか出てこない。

60にして耳順(したが)う
70にして心の欲するところへ従えども矩(のり)をこえず

70歳になると、欲するまま行動しても間違いはない(つまり、いわゆる欲というものがなくなった)
という状態だそうだ。

そんな欲のない状態で、ゆったりした気持ちでいるときに
これまで自分の生きてきた道筋や足跡を振り返るのもいいと思う。

年配の方々に自分の生き様を振り返る時期っていつくらいでしょうかという質問をさせていただくと、
多くの返答が70歳以降というものであった。
つまり古稀のあたりで、人生のギアが変わるのかもしれない。

生まれた場所は今どうなっているのか、思い出の地は変わっていないだろうか、
ただ、それを形にしてくれるサービスはあまりない、
そう思われる方もいらっしゃるのではないか、
そして自分の生き様を次世代の方へ伝えてほしいという私からの願いも込めて

『私の地跡書』という商品を来月中旬にサービス開始する予定にしている。
詳しくは、年明けのニュースリリースとともにHP:http://www.i-life-gift.com/にも掲載予定。

実父がこうも言っていた。
還暦は次世代から祝ってもらうもの、古稀は次世代に感謝の気持ちを伝えるもの。

ご自身の生き様を形にし、そして次世代へ伝える。
この商品は古稀にぴったりではないだろうか。


~おまけ~
この『私の地跡書』をわが父への贈り物として捧げたい。
照れた父の顔が目に浮かぶ。


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